建築巡りのつくりかた|旅行の持ち物リスト編
建築を学び始めて十数年が経ちますが、全国各地の建築を見学するため、毎年旅行へと出掛けています。本格的な建物調査から観光まで、その目的には幅がありますが、建築を見に出掛けるときに共通してあると便利なもの、使っているものをまとめてみました。
1.カメラ(+ PC・SSD)
建築を訪れるときには、もはや必須ともいえるカメラ。建築を見てまわりながら、独特の素材使いやきれいなディテール等、気になった部分は写真に残しておき、後からも度々見返しています。
遠方に出かけるときには荷物を少しでも減らすためにiPhoneを兼用していますが、とはいえ写真としての楽しさは一眼レフの方が大きいもの。学生のときに初めてCanon製の一眼レフを購入して以降、荷造りのときには、どの機器を持っていくのかいつも悩みながら選定しています。
なお、旅行が長期にわたる場合は、PCとSSDも持参。荷物が多くなるのがネックではあるものの、建築を訪れたときの気持ちが薄まらないうちに写真を整理できたり、カメラの容量超過にも対応できたりと、重宝しています。
[参考製品]*Amazon商品ページにジャンプします
・Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10 > 商品リンク
・RICOH GR IIIx > 商品リンク
・Samsung T7 2TB Portable SSD > 商品リンク
・SanDisk 2TB Extreme Portable SSD > 商品リンク
2.スケッチブック
カメラと合わせて持ち歩いているのが、思いつきや空間の雰囲気をその場で描き留められるスケッチブック。近年はiPadなどのタブレットでスケッチを描いている人もよく目にしますが、慣れ親しんできた環境のせいかデジタルスケッチでは個人的にスケール感を掴みにくく、アナログを多用しています。
周りではモレスキンのノートを使っている人をよく目にしますが、筆者は無印良品のA5のノートブックを日常的に使用。5mm方眼がよく見ると少し大きかったりと、モレスキンほどの正確性はありませんが、全国各地のローソンですぐに手に入るのは心強いです。
なお、ペンは万年筆のインクが使用できるカキモリ製のボールペンをよく使っています。手に入るところが限られているのがネックですが、好きな色のインクを選べるのは大きな魅力。
[参考製品]*Amazon商品ページ他各製品HPにジャンプします
・モレスキン(Moleskine)クラシックノートブック > 商品リンク
・無印良品 ノート・5mm方眼 > 商品リンク
※ 無印良品の製品はAmazonで高額出品されていることがあるので要注意
・Kakimori Aluminium pen ローラーボール > 商品リンク
・PILOT インク 色彩雫 月夜 > 商品リンク
3.レーザー距離計
部屋の大きさや天井高など、大きな部分の寸法を確認するのに役立つのがレーザー距離計。機器の先端からレーザーを発し、それがぶつかる位置までの距離を計測することが可能です。
高価そうな印象のあるレーザー距離計ですが、近年では単なる距離計測に機能を限定すれば数千円で購入することが可能。一般的な見学であれば必要ないものではありますが、空間のスケール感を把握したり、本格的な調査のときなどに重宝します。
後述するコンベックスでは手間がかかるような距離も一瞬で測れてしまうので、費用対効果はかなり高いように思います。
4.コンベックス
先述したレーザー距離計は大きな寸法を測るのに適しているものの、数cmの小さな寸法を測りにくいのが難点。階段の寸法や建材の厚みなどを知りたいときには、やはりコンベックスが重宝します。
コンベックスはスチールテープとも呼ばれ、テープ部分が金属でできているのが特徴。この点でスポーツや服飾の業界でよく使われるメジャー(巻き尺)とは似て非なるものです。
100円ショップなどにも置かれていることがありますが、それらの多くは正確な1mmになっていないので要注意。建築を専門に扱う場合、国家規格であるJIS一級品のものを使用することをおすすめします。
[参考製品]*Amazon商品ページにジャンプします
・タジマ コンベックス > 商品リンク
5.iPad + Apple Pencil
スケッチはアナログ派であることを先に書きましたが、一方で、iPadとアップルペンシルも併用。特に、現地を調査したときには写真と合わせて残しておくのが一番わかりやすいので、iPadで写真を撮影し、そのままそこに寸法や仕上げなどを描きこむような方法をとっています。
iPadにKindleアプリを入れておくことで、書籍の代わりになるのも便利な点のひとつ。建築の専門書は未だ電子書籍にならないものも多くありますが、小説や漫画などを電子書籍で携帯することで、荷物を最小限にするのに役立っています。
なお、筆者は持ち歩きやすさを重視してiPadminiを多用していますが、周りではiPadproのユーザーが多い気がします。
[参考製品]*Amazon商品ページにジャンプします
・Apple 11インチ iPad(A16) > 商品リンク
・Apple iPad mini(A17 Pro) > 商品リンク
・Apple Pencil Pro > 商品リンク
・Apple Pencil(第2世代) > 商品リンク
6.モバイルバッテリー
目的地の場所を地図で確認したり、宿泊先からの連絡をメールで確認したりと、旅行のときには普段以上に多用する携帯電話ですが、これをサポートするのがモバイルバッテリー。筆者はカメラをiPhoneで兼用することが多いせいか、朝晩の充電だけでは電池が持たず、どこでも充電可能なモバイルバッテリーはもはや必須のアイテムになっています。
タブレットの充電にも使用できるのはもちろんのこと、最近はコンセントに直接差し込み、そのままPCの電源として使用できる製品も出始めているよう。これであれば充電アダプターを別に持ち運ぶ必要がないので、不必要に荷物が多くなることもなくて済みます。
ただ近年、航空機への持ち込み制限が厳しくなりつつあるので、海外など遠方への旅行の際には注意が必要。
[参考製品]*Amazon商品ページにジャンプします
・Anker Power Bank(10000mAh、22.5W) > 商品リンク
・Anker Power Bank(30W、Fusion、Built-In USB-C ケーブル) > 商品リンク
7.折畳み傘
屋内外を行き来することが多くなる建築巡りにおいて、天気が悪化したときに活躍するのが折り畳み傘。いざというときにコンビニでビニール傘を購入する手もありますが、室内に入るとビニール傘はどうしても邪魔になりがちなので、カバンに収納できる折り畳み傘が便利です。
日々軽量化が進んでいる折り畳み傘ですが、近年は日除けの機能を持った日傘兼用のものも登場。ときには日差しの照りつける中どうしても徒歩で向かわないといけないこともあるので、移動のときに重宝します。
+α.インソール
他とは若干方向性が異なるものの、あちこち歩き回るような旅行のときに重宝するのが靴に入れて使用する中敷き、いわゆるインソール。一見効能がわかりにくくはあるものの、一度使用してみると、脚の疲労感にかなりの違いが出ることがわかります。
価格帯の幅が広く、安価すぎるものだと効果が薄いのが難点。スポーツシューズのメーカーという安心感から、筆者はニューバランス製のものを使用しています。
[参考製品]*公式HP商品ページにジャンプします
・new balance インソール サポーティブリバウンドインソール > 商品リンク
・new balance インソール サポーティブクッションインソール > 商品リンク
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建築を巡る旅行と一言で言っても、その目的や滞在期間によって、持っていくものも変わるもの。それなりに設計の経験を積んだいち設計者が、建築見学を目的に旅行に出かけるときの一例として、参考になれば嬉しいです。