芦原義信さんの設計したソニービルが2017年に解体された後、地域に解放されたイベントスペースとして長らく活用されてきたGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)。少し前から仮囲いが建ち始め、2024年にはいよいよ新たな建物が竣工しました。
建物内にはギャラリースペースも入っていて、気軽に訪ねやすい建築。銀座とは思えない独特の外観に惹かれたこともあり、オープンの前後に開催されていた二つの展覧会を訪ねてきました。







*1:公式HPより。地下3階から5階にかけてすべてのスペースが「PARK」とされている(URL:https://www.sonypark.com/visit/)





ー
新しく建てられた銀座ソニーパークはグランドオープンの前後で二度訪ねましたが、グランドオープン前にみていた未完成と思われた姿が、ほぼそのまま完成形であったことには驚かされました。荒々しいコンクリートの躯体だけでなく、鋼製床下地を始めとして本来他の仕上げで隠してしまう部位も露出。華やかな仕上げで覆われた銀座の商業ビルとは対照的で、銀座一等地であるこの土地に建つ建物としては新鮮に感じます。
グランドオープン後の展覧会もアーティストの音楽に応じたものになっており、手の込んだ設え。2025年6月時点で開催されている展覧会はグランドオープン後始めの展覧会なので、今後の展覧会で設えにどの程度変化が加えられるのか楽しみです。
Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)
[竣工]2024年
[設計]Ginza Sony Park Project(荒木信雄/アーキタイプ、石本建築事務所、竹中工務店一級建築士事務所)
[用途]展示場、飲食店舗、物販店舗
[住所]東京都中央区銀座5-3-1
[HP]https://www.sonypark.com/