箱根ガラスの森美術館|建築家の設計によるテーマパークのような美術館
ヴェネチアン・ガラス専門の美術館という、他にない専門性を有する箱根ガラスの森美術館。数多くの美術館が見られる箱根・仙石原のなかでも、木々に囲まれた自然豊かな土地に建っています。
その専門性に応じるように、一見西洋風で、テーマパークのような印象を受ける美術館。設計したのはこうした類の施設の専門家かと思いきや、実は《酒田市美術館》(1997年竣工)等を設計したことで知られる建築家、池原義郎さんが手掛けています。
池原さんの設計と聞くと素朴な建築を思い浮かべますが、この美術館はどちらかというと装飾の散りばめられた、賑やかな印象の建築。《酒田市美術館》とは竣工が1年違いということもあり、どのような美術館なのだろうと足を運んできました。

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*1:箱根ガラスの森美術館公式HPより。1日6公演のミニ・コンサートも開催されているそう(URL:https://www.hakone-garasunomori.jp/cafe_restaurant/)

*2:箱根ガラスの森美術館公式HPより。(URL:https://www.hakone-garasunomori.jp/museum/)







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冒頭に挙げた《酒井市美術館》と比べると、同時期に竣工した美術館でありながら、似ても似つかない意匠の建築。ただ、池原さんは《軽井沢・プリンスショッピングプラザ》(1995年竣工)や《西武遊園地》(1982年竣工)の設計も手掛けており、賑やかな施設の設計は全くの専門外というわけでもなさそうです。
館内には池原さんが共同制作に加わった作品も展示されており、建築家と美術館との信頼関係が感じられる建築。こうしたテーマパークのような施設を建築家が手掛けた例はそう多くは聞かないので、建築家の仕事としてこのような形もあるのだと強く印象に残る体験でした。
箱根ガラスの森美術館
[所在地]神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
[用途]美術館
[設計]池原義郎
[開館]1996年
[HP]https://www.hakone-garasunomori.jp